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LibreOfficeを日本語対応に設定します。Tool -> Option -> Language Settings -> Languages -> [v] Enabled for Asian languages などで設定。


Inexpensive proprietary Japanese fonts usage guide is given here for typical Japanese desktop users focusing on brush stroke ones in vertical alignment.

Debianで個人の年賀状などのために毛筆の楷書や行書フォントを縦書きする環境作成を、リーゾナブルな出費範囲内(基本はタダ、高くとも1万円以下)でするヒントを記します。(通常の商用フォントは、ライセンスが複雑で往々にして非常に高価です。)

日本語毛筆フォント入手

もちろん、Debianにも毛筆フォントはあります。ただ、少々癖が強いです。

最近書店で市販の比較的安価なCD/DVD付きの年賀状本等には、毛筆フォントが同梱されていることがあります。WindowsとMacの両方の各種ソフトに対応したというような触れ込みでデーターが暗号化されていない商品だと、特別な操作をせずともよくフォントファイルがFONTSなどと言ったわかりやすい場所にまとめて置かれています。私は、台湾のArphic社の毛筆フォントをこうして手に入れました。

お手持ちのAdobe系各種ソフトやプリンター付属ソフトや毛筆ソフト関係等に、良いフォントが同梱されていることもあります。インストーラーの中に埋まっていて見つからない場合は、実際にソフトをインストールして、WindowsやMacのシステムフオントディレクトリーにコピーされるフォントファイルをコピーしてくるのもひとつの手です。

  • MacOS 8.6〜9.2.1の場合: システムフォルダ/フォント/
  • MacOS Xの場合: /Library/Fonts
  • Windows 98(SE)/ Windows ME / Windows NTの場合: /psfonts/
  • Windows 2000の場合: /WINNT/Fonts
  • Windows XPの場合: /WINDOWS/Fonts

また、EPSONのプリンターを持っていてこれを使うという条件付きですが、EPSONから無償のダウンロード可能なフォントファイルがWindowsの自己解凍ファイルで提供されています。

  • EPSON TrueTypeFont Ver3.0 からttf30.exe をダウンロード

  • このファイルは、Debian上にzipパッケージを導入して unzip ttf30.exe とすれば簡単に解凍でき、フォントファイルが取り出せる。

  • 8書体のかなり見栄えのよい字体です。

もちろん、個人向けに比較的安価(1万円以下)で販売されているフォントを購入するのも一案です。

他OS向けメディアからのフォントファイル解凍方法ですが、これは状況に合わせて臨機応変対応しましょう。unzipだけでなくcabextractlha x等も試しましょう。

くれぐれも、各フォントの使用許可条件には細心の注意を払ってください。

フォントの導入

一番簡単なのは、ホームディレクトリーに、~/.fontsというディレクトリーを作成し、そこにフォントファイルを置くことです。

縦書きでの注意点

LibreOfficeを日本語対応に設定します。Tool -> Option -> Language Settings -> Languages -> [v] Enabled for Asian languages などで設定。

私が持っているArphic社の毛筆フォントでは、プロポーショナルフォントを縦書きで使うと平仮名が左にずれてしまいます。これは、フォントデーターの垂直線の位置が間違っているからで、LibreOffice等のバグではありません。プロポーショナルフォントでなく、等幅フォントを使えば問題は発生しません。

縦書きで使うと字間がつまり気味で読みにくいことがあります。原因はこれもフォント側の問題のような気がします。この場合、LibreOfficeなどでは、Charcter(文字)のフォーマットで、文字間1pt程度開けてやるのが回避策でしょうか。

参考情報